2017-11-13

11/13マンデー街頭「ドクターヘリの運航実績」













「皆様、おはようございます。
公明党・愛媛県議会議員の木村ほまれでございます。

週末は、文化祭や運動会など秋の催しが県下各地でにぎやかに行われました。また、昨日は「愛媛サイクリングの日」ということで、多くの自治体で自転車イベントが開催され、「愛媛=サイクリストの聖地」という本県ブランドが着実に定着しつつあるな、と実感いたします。

秋も、たけなわ。
芸術、読書、スポーツ、グルメなど、この季節ならではの感動を、私も皆様と共に満喫したいと思います。

さて、県議会では先週、特別委員会、常任委員会が順次開催されました。

私が所属する少子高齢化・人口問題特別委員会では「地域で安心して子どもたちを育むための教育支援の取り組みについて」、経済企業委員会では「ドクターヘリの運航実績について」を議題とし議論が行われたところですが、本日は、その内、経済企業委員会での議論についてご報告したいと思います。

ご案内の通り、愛媛県では今年2月からドクターヘリ(以下、ドクヘリ)を導入し、運航を開始しました。

本県は、島嶼部や山間地が多く交通の不便な地域も多いため、かねてより救急医療の切札となるドクヘリの必要性が論じられてまいりました。

私も含め、多くの議員が本会議等で質問を重ねながらその日を待ち望んできましたが、導入決定を発表した昨年末、心から安堵したことが思い出されます。

ちなみに、世界で最も早くドクヘリを導入したドイツでは、全国どこであっても救急通報から15分以内に治療する体制を確保するにはどういうしくみが必要か?を考え、ドクヘリに行き着いたそうです。

そしてドクヘリ導入後約20年間で、交通事故による死亡者数を1/3に減らすことに成功したといいます。この例から言えますように、ドクターヘリの最大の武器は“救命率の高さ”です。

例えば、心筋梗塞や脳梗塞、事故や災害による重篤な外傷など、命が危ぶまれる事態では11秒が生死を分けます。その場合、治療までの時間が短ければ短いほど命がより救われ、後遺症が軽減され、早期の社会復帰につながるのです。

その意味では、ドクヘリは“県民の命を守る、県民の財産“”と言っても過言ではありません。より多くの皆様のご協力のもと、1人でも多くの県民の命を救って欲しいと思います。

さて、委員会に話を戻しますと、ドクヘリ導入から10ヶ月が経過しましたが、この間の運航実績について理事者から説明がありました。

まず、運航方法です。

ドクヘリは週の内、4日(月・木・土・日)は松山空港に、残り3日(火・水・金)は県立中央病院に格納され、そこから出動要請のあった現場に飛び立ちます。

機内には、パイロット、整備士兼ナビゲーター、フライトドクター、フライトナースが乗り込み、収容できる患者は最大2名。又、到着時点で医療が開始できるように除細動器や人工呼吸器などの医療機器が搭載されています。

運行時間は、有視界飛行が原則であるため8301715となっており、到着までの時間は西予市や新居浜など半径50㎞圏なら約15分で、愛南町や四国中央市など半径100㎞圏では約30分で到着することができます。

出動の流れについては、まず当事者から119番通報を受けた消防機関が救急隊を出動させ、電話の内容から必要と判断した場合、同時にドクヘリの出動要請が行われます。

その際、キーワード方式と言うのですが、通報内容の中に「意識障害」など、命の危険に直結する言葉があれば病態に関係なく出動要請を行うこととなっています。

そして、患者を収容した救急隊は、ドクヘリが着陸可能なランデブーポイントに向かい合流。患者を乗せたドクヘリが県立中央病院など適切な医療機関に直行し、本格的な治療を行う流れとなります。

なお、先ほどのランデブーポイントですが、8月末現在で県内の小学校や中学校のグランドや公園、広場など324ヵ所が設定されています。

次に、10月末時点での出動実績は175件。1ヶ月平均に直しますと約20件となります。

消防機関別に見ますと、出動件数が多いのは大洲、今治、松山、八幡浜、久万高原の順で、やはり山間部や島嶼部など病院までの搬送時間が長い地域が上位を占める結果となっています。

また、患者の多くは基地病院である県立中央病院や基幹連携病院である愛大附属病院に搬送されますが、何らかの事情で受入れができない場合や現場が県境にある場合などには、広島、香川、高知、岡山など県外の医療機関に搬送するケースもあるそうです。

いうまでもありませんが、ドクヘリを運航させるには消防機関や医療機関、県、自治体など様々な連携が不可欠です。

そのため県では、導入からこれまでに22回の訓練を積み重ね、11/5に行われた総合防災訓練におきましても、参加147機関の1つとして合流、初参加となったところであります。

ドクヘリの円滑で安全な運航に向け、軸となるのは県運航調整委員会ですが、各種部会、チーム会議、検討会などの機関と連携、情報共有を重ねながら、事業のより効果的な推進を図って頂きたいし、私も注視してまいりたいと思います。

本日は、経済企業委員会で行われたドクターヘリに関する議論についてご報告させて頂きました。今週もどうぞ宜しくお願いいたします。」

2017-11-06

11/6マンデー街頭「えひめクールチョイス大作戦」
















「皆様、おはようございます。
公明党・愛媛県議会議員の木村ほまれでございます。

県の今年最大の行事であるえひめ国体・大会も無事終了し、先週から議会活動再開、ということで会合、行事が目白押しの1週間となりました。

まず、昨年度の普通会計・特別会計を審査する決算特別委員会、その部局別審査である常任委員会、そして報道にもありました通り、昨日は愛媛県総合防災訓練が147機関、7,700人もの参加を得て行われました。

地域におきましても各地区で文化祭が開催され、私も雄郡地区の文化祭にお邪魔し、たくさんの皆様と文化の秋を満喫させて頂きました。

1年で最も過ごしやすいと言われるこの季節、読書やスポーツ、芸術など、皆様にとりまして最高の秋が満喫できますよう心からお祈り申し上げたいと思います。

さて、本日は、今月1日からスタートした「えひめクールチョイス大作戦」についてご報告いたします。

「クールチョイス」とは、地球温暖化対策につながる「賢い選択」を促す国民運動のことで、環境省が取り組みを進めておりますが、そこに本県独自の工夫を加えた取り組みが「えひめクールチョイス大作戦」です。

そこには、日常生活の中で「県民11人が賢い消費選択を増やすことによって、未来を変えよう」という願いが込められています。

具体的には3つのキャンペーンからなります。

1つめは、省エネにつながる「CO2CO2(コツコツ)がんばるポイント」キャンペーン。

これは、各ご家庭ごとの省エネ・省CO2対策を無料でご提案する「うちエコ診断」を受けて頂いた方が対象となります。

診断を受けられた方には、キャンペーン期間中(11月~12月)に電気・ガスの節約にチャレンジして頂きます。そして、前年同月比のCO2削減量に比べてどのくらい削減できたかその結果に応じて、省エネ家電購入時に使用できるポイントが付与されます。

そのポイント数によって、次回、省エネ家電等を購入される際の割引が適用されるのです。割引幅は、ランクによって3%~10%となりますが、この機会にぜひキャンペーンに参加して省エネ家電をおトクに購入されてはいかがでしょうか。

2つめは、「ツーキニスト拡大」キャンペーンです。

これは、環境にも健康にもお財布にもやさしく、CO2を排出しない自転車で通勤や通学をする方々、通称ツーキニストを応援する取り組みです。

県が立ち上げたツーキニストクラブの会員となって31組のチームで挑戦したり、会社として自転車ツーキニスト推進事業所に登録したり、会員や推進事業所に特典を提供する応援隊に登録するという3つのパターンから参加頂けます。

ちなみに人1人を運ぶときのCO2排出量は、車に対してバスが約1/2、電車で約1/7と少なく、もちろん自転車はゼロですが、環境のことを考えるなら、公共交通や自転車が賢い選択といえるのではないでしょうか。

また、昨年度の県の実証実験では、自転車通勤は「下肢筋力を向上させ、血液をサラサラにする」効果があるということも判明しています。

ぜひこの機会に、皆様も「ツーキニスト拡大」キャンペーンに参加してみませんか。

そして3つめは、たまには家のお風呂を使わずに温泉や銭湯に行くという選択、「温泉でほっ!とシェア」キャンペーンです。

これは、家族そろって温泉・銭湯施設に出かけることで「家庭のお風呂から出るCO2」の削減を図る取り組みです。

現在、キャンペーンにご協力頂いている温泉・銭湯は72施設ですが、まだまだ増える見込みです。ご協力いただく「温泉シェアスポット」と名づけた温泉施設に出かけますと、それぞれで様々な特典が受けられます。

ちなみに、家庭から排出されるCO2の第1位は照明や家電製品、第2位が自動車、そして第3位が給湯となっています。

家族で温泉・銭湯に行くことでCO2を減らすことが可能になるのです。「温泉でほっ!とシェア」キャンペーン、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

以上3つのキャンペーンにご参加頂き、獲得したポイントなど必要事項を記入した応募用紙を、県の窓口にFAXやメールで提出されますと、抽選で豪華?景品が当たります。

例えば、省エネ薄型テレビ、エアコンや、温泉ペア宿泊券、せとかやみきゃんジュース、えひめの特産品などなど。

来年35日までのロングラン・キャンペーンですので、ぜひこの機会にたくさんの皆様のご参加、ご応募をお待ちしております。県のホームページに詳しい内容が掲載されておりますので、ぜひご覧ください。

本日は、今月からスタートした「えひめクールチョイス大作戦」についてご報告させて頂きました。今週もどうぞ宜しくお願いいたします。」

2017-10-30

10/30マンデー街頭「防災に関する県の取り組み」
















「皆様、おはようございます。
公明党・愛媛県議会議員の木村ほまれでございます。

一昨日、第17回全国障害者スポーツ大会「愛顔(えがお)つなぐえひめ大会」が、皇太子殿下ご臨席の下、開幕しました。

あいにくの雨天でしたが、地元感満載のオープニングプログラムも、4月から準備を重ねながら1200人の県民が演じた歓迎演技・愛のくに愛媛「愛顔の物語」も圧巻!で、詰め掛けた多くの観客を魅了した素晴らしい開会式でした。

えひめ大会には全国から約5500人の選手が出場し、3日間の熱戦が繰り広げられますが、本県選手団は昨日までに103個のメダルを獲得、過去最高の勢いです。

本日で閉会となりますが、最後までの健闘を心から期待いたしますとともに、悪天候の中、期間中5000人を超える県民ボランティアの皆様のご尽力にも心から敬意を表したいと思います。

さて、週末は先週に引き続いてとなる台風22号が四国沖を通過しました。皆様、大過ございませんでしたでしょうか。

油断大敵とは言いますが、あらためて、自然災害に対しては日頃からの備えが何より大事だと痛感させられました。

そこで今朝は、防災に関する県の取り組みについてご報告したいと思います。

まず1つめは「愛媛県総合防災訓練」です。

地震災害と土砂災害の複合災害を想定した今回の訓練は、来月5日、メイン会場の“北条文化の森公園”、松山市内各地のサブ会場において同時開催となります。

陸上自衛隊や海上保安本部、県消防防災航空隊のヘリやドクターヘリも参加しての合同訓練で、私も出席予定です。各会場ごとに様々な訓練が行われますので、ぜひ皆様もご参加頂ければと思います。

2つめは、12月に行われます「シェイクアウトえひめ」です。

これは誰もが参加できる地震防災訓練で、自宅や学校、職場などで、“まず低い姿勢をとる”、“頭を守る”、“動かない”、この3つの行動を1分間とるというものです。

これを、県民11人がどこにいても咄嗟に対応できるようになれば、安全確保は格段に向上するに違いありません。

現在、県のホームページなどで参加登録を受け付けています。昨年の参加者は約32万人でしたが、本年の目標は35万人。そしてゆくゆくは県民総ぐるみでの訓練に発展することをめざし取り組みたいと思います。たくさんのお申し込み、ご参加をお待ちしています。

3つめは「えひめ自助・共助推進大会」です。

12/20ひめぎんホールにて開催予定の同大会は、気象予報士による講演や先進的な地域防災活動の発表、パネルディスカッションなどが行われます。

12/21が“えひめ防災の日”であり、防災週間にちなんだ催しで、自分の安全は自分で守る「自助」と、地域で助け合う「共助」について理解を深めることを目的としています。

参加は事前申し込み制で先着800名限定となっておりますのでお申し込みはできるだけお早めに、詳しくは県のホームページにてご確認頂ければと思います。

次に、防災情報についてです。

皆さんは県の防災メール、防災SNSはご存知でしょうか。以前にも何度かお伝えいたしましたが、事前に登録しておきますと、地震・津波・気象注意報や土砂災害警戒情報、市町からの避難勧告や避難所開設などの防災情報のほか、ミサイルなどの国民保護情報まで、万一の際、緊急のお知らせが配信されます。

私も登録しておりますが、9月中旬に台風18号が愛媛県に上陸した際に、県下各地の状況を把握し対応する上で非常に役に立ちました。スマホをお持ちの方は、“愛媛県防災”で検索し、ぜひ登録頂ければと思います。

関連して避難情報についてですが、台風や水害などの災害が予想される場合には、市町から避難情報が発令されます。

皆様、“避難勧告”という言葉を聞いたことがあると思いますが、実はこれ以外にも幾つか種類がございます。

最初に出されるのが、“避難準備・高齢者等避難開始”という発令です。

これが出ますと、高齢者、障がいのある方、乳幼児など避難に時間を要する方々とその支援者は避難を開始してくださいという勧告です。

次が皆様ご存知の、“避難勧告”です。

これは、災害による被害が予想され、人的被害が発生する可能性が高まった場合に発せられるもので、最寄の避難場所への速やかな避難が求められます。ただし、外出するとかえって命に危険が及ぶような状況であれば、近くの安全な場所、もしくは自宅内のより安全な場所に避難してください。

そして最後が、“避難指示”です。

これは、災害状況がさらに悪化し、人的被害の危険性が非常に高まった場合に発せられ、直ちに避難場所へ避難することが求められます。

拘束力の強さからいいますと、“避難準備・高齢者等避難開始”⇒ “避難勧告”⇒ “避難指示”という順になりますが、避難情報に関わらず、身の危険を感じる場合は各自の判断で避難できるよう心がけて欲しいと思います。


本日は、防災に関する県の取り組みについてご報告させて頂きました。詳しくは、県の広報誌「愛顔のえひめ11月号」をご覧頂ければと思います。

日頃からの心がけと訓練で自助と共助を高めながら、自然災害からの被害を最小限に食い止めてまいりましょう。今週もどうぞ宜しくお願い申し上げます。」

2017-09-25

9/25マンデー街頭「風雲急の、解散総選挙!」
















「皆様、おはようございます。
公明党・愛媛県議会議員の木村ほまれでございます。

先週末は県下各地で運動会がたけなわでしたが、いよいよ今週は、えひめ国体が開幕となります。

出場される選手の皆様には、これまでの練習の成果を存分に発揮され、念願の天皇杯・皇后杯を見事獲得されますよう心からお祈り申し上げます。

そして、いつまでも記憶に残るすばらしい大会となりますよう県民挙げて応援してまいりたいと思いますので、皆様ご協力のほど宜しくお願いいたします。

さて、ご承知の通り、衆議院が今週にも解散され総選挙に突入するという、風雲急を告げる事態となりました。

本日、安倍総理から具体的な発表があるようですが、既に先週から各政党とも臨戦態勢に入っています。

今回の解散に関しましては、今朝の新聞でも「反対64%」と大きな見出しで取り上げられるなど、様々な声が上がっていますが、いざ解散となれば、その理由や是非も含めて信が問われることになるでしょう。

実際、唐突の感が否めない部分もありますが、ひとたび選挙となりますと、衆議院選挙ですから「政権を選択する選挙」となります。

連立を組む私たち公明党といたしましては、当然ながら、この約3年間の取り組みの是非と可否が問われる選挙というふうに位置づけ、皆様の審判を仰ぎたいと考えています。

そこで本日は、この間実現した公明党の実績と政策についてお訴えしたいと思います。

1つ目は、軽減税率の実現です。

このことにつきましては、私ども公明党の強い主張で201910月の消費税率10%への引き上げと同時に導入することが既に決定しております。

当初、税収減などを理由に財務省などから強い反対があったことは皆様ご記憶かと存じますが、

前回2014年の衆院選で公明党が「いまこそ、軽減税率実現へ。」と公約を掲げ、おかげさまで勝利させて頂いたことで、2015年末の政府・与党での合意形成、又、皆様とのお約束を実現することができたわけであります。

政府・与党内におきましても、当初は、対象を生鮮食品に限定すべきという声が根強くありました。

しかし、日常生活に欠かせない加工食品も対象にするよう、公明党が一貫して粘り強く訴え続けた結果、酒類や外食を除く飲食料品全般が対象となりました。

また、中小企業や小規模事業者の事務が必要以上に複雑にならないよう、対応レジの導入やシステム改修などの費用を補助する制度も既に実現しております。

国民の約8割が支持する「軽減税率の実現」、これがこの間の公明党の実績の1つめでございます。

2つめは、教育費の負担軽減です。

公明党は、国づくりの基本は人づくりであり、人への投資が未来を開くと考えています。

教育費の心配をせずに安心して子どもを産み育てられ、希望すれば誰もが必要な教育を受けられる、そうした社会を築くために、幼児教育から大学を含む高等教育までの、大胆な「教育の無償化」を進めてまいります。

2019年度までに、一つは05歳児すべての就学前児童を対象とした幼児教育の無償化をめざします。対象は、保育所や幼稚園、認定こども園などすべてであります。

又、高校授業料は現在、年収約910万円未満の世帯を対象に国の就学支援金が支給されており、公立の授業料(年間118800円)はすでに実質無償化されています。

私立でも国の就学支援金が支給されておりますが、授業料は平均で年間約40万円に上り、その差額分が家計の大きな負担になっているというのが現状です。

そこで公明党は、国の支援をさらに拡充させ、
2019年度までに年収590万円未満の世帯を対象に、この40万円の負担をなくすことをめざしてまいります。実現できますと、全国に約120万人いる私立高校生の約4割が対象となります。

また、公明党の長年の主張で、大学生などを対象とした返済不要の「給付型奨学金」を創設することができました。

初となります今年度は全国約2500人という規模でありますが、本格実施となる2018年度からは対象が大きく広がり、約2万人に月額2万~4万円が支給されることになります。

2019年度以降も給付額や対象者の段階的な拡充のほか、授業料減免の対象拡大を進めてまいります。

そして、3点目は高齢者支援の充実です。

消費税率10%への引き上げと同時に実施される予定の「低年金者への加算」と「介護保険料の軽減対象拡大」の“前倒し実施”をめざしてまいります。

低年金者への加算では、国民年金保険料を40年間納めて受け取れる年金額、満額で年約78万円ですが、これよりも所得が低い高齢者等に対しまして、恒久的に、期限を設けることなく、月最大5000円の「年金生活者支援給付金」を支給することをめざします。


障害・遺族年金を受給されている方々も対象となります。障害年金の場合、1級であれば月6250円が加算支給されることになります。

また、公明党の推進により、公的年金の受給資格期間が25年から10年に短縮されました。

来月13日から、新たに対象となる方々への支給が始まりますが、多くの皆様から“一生年金がもらえないと諦めていたのに、一生年金がもらえるようになった”と、お喜びの声が寄せられています。

介護保険料の軽減につきましては、現在は、特に所得の低い65歳以上の高齢者を対象に保険料負担が軽減されておりますが、これを、世帯全員が市町村民税非課税の高齢者へと広げてまいります。


併せまして、雇用の確保や定年の引き上げも推進し、高齢者の活躍と所得保障の充実を力強く支援してまいります。

本日は、いよいよ衆議院解散か?という動きの中、私ども公明党の、この間の実績と政策についてお訴えさせて頂きました。

総選挙に向けて、1人でも多くの皆様にご理解を頂けますよう、そして共感を広げられますよう、全力で頑張ってまいります。今週もどうぞ宜しくお願い申し上げます。」

2017-09-19

9/19マンデー街頭「人生100年、人づくり改革」














「皆様、おはようございます。
公明党・愛媛県議会議員の木村ほまれでございます。

台風一過の3連休となりましたが、皆様、大事はございませんでしたでしょうか?一昨日は、本県でも各地で土砂災害や床上床下浸水などの被害が発生しました。幸いにして人命に関わる事態は避けられましたが、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

私も、最も雨風が激しかった夕方から晩方にかけて、石手川、重信川、小野川、内川などを巡回し、特に河川の氾濫が気になる箇所では現場から県や消防と連携を取り、住民の方々に“いつでも避難できる態勢を!”と呼びかけて回りました。

昨日も同じコースを巡回し、大きな被害がなかったことを確認し安堵しました。しかし、あと数時間雨が降り続いたらと考えると“助かった!”というのが実感であり、自然に対する畏敬の念をあらたにさせられました。

また災害の現場であらためて感じたことは、情報がないということです。屋外ですから当然、テレビもラジオもありません。そんな中で情報を取るためになくてはならないと痛感したのがスマホでした。とりわけ役立ったと思うのは、愛媛県防災のSNS(フェイスブックツイッター)とNHKニュース防災アプリでした。

県の方は、更新頻度も含めた情報のスピードの速さと、全県をカバーするエリアの広さが非常に役に立ち、NHKの方は、雨雲の様子や土砂災害の危険度が地図上にメッシュで表示されるデータマップが良くできているな、わかりやすい!と感じました。

おかげさまで、そこで得た情報をいち早く関係者にお伝えすることができ、関係者からそれぞれに情報を広げ、対応することができたと思います。

ただ、県の防災アプリのフォロー数は未だ390ということで、この点は、私も含め県としてまだまだ発信力を強化していかなければならないと痛感しているところでございます。

そうした現場で感じたことも踏まえながら、防災減災対策のさらなる強化に向けて取り組んでまいりたいと思います。

さて、本日は、政府が新たに掲げた「人づくり改革」という政策についてご報告いたします。

これは、今後、高齢社会がより一層進展すると見込まれる中で、誰もが何歳になっても能力を発揮できる社会をめざす取組みです。

ちなみに永田町では、昨日あたりから急に解散風が吹き始めましたが、解散があってもなくても、本政策は非常に重要です。決して頓挫することのないよう着実な取り組みを強く求めたいと思います。

さて、人づくり改革ですが、その具体策を協議するために政府は先週11日、幅広い年代の有識者らで構成する「人生100年時代構想会議」の初会合を開催し、来年夏までに最終報告を策定することを決めました。

この「人生100年時代」というのは、ベストセラーの「LIFE SHIFT」でお馴染みの英ロンドンビジネススクールのリンダ・グラットン教授が提唱した概念です。

教授は著書の中で、先進国の長寿化はますます進み、日本でも“2007年生まれの子どもの半数が107歳まで生きる”との予測を紹介し、これまでの「教育」、教育を終えたら「仕事」、仕事を定年になったら「引退」というライフステージは見直されるべきであり、そういう社会への変革の必要性を主張しています。

今回の政府の「人生100年時代構想会議」、主なテーマを見てみますと、1つは「教育の無償化」です。

具体的には、返済不要の給付型奨学金や授業料の減免措置などの拡充策が議論されます。

たとえば、大学在学中の授業料が免除され、その代り卒業後に所得に応じて返済するという“出世払い”の導入や、何歳になっても学び直しができるリカレント教育の推進など、非常に注目が集まるテーマとなっています。

また、100年という長寿社会に対応するため、「新卒一括」の見直しなど企業採用の多元化、多様化や、高齢者雇用のあり方なども非常に重要なテーマです。

生産年齢人口の減少に伴い、人手不足がますます深刻化していく中、これらのテーマは企業側にとっても人材確保のカギとなるでしょう。

一方、高齢者向けの給付が中心となっている現在の社会保障制度を、全世代型に改革することも議論される予定です。

グラットン教授の「LIFE SHIFT」は、私も一読し大変意を強くした1人です。今回の9月定例会の代表質問でも、愛媛県の100年時代という観点から幾つか取り上げさせて頂きました。

また、先ほど申しました政府構想会議でのテーマにつきましても、過去の委員会や本会議で私自身、提案した内容が多く含まれております。その意味では、今から1年かけて行う議論の進展と来年の最終報告がどういうアウトプットになるのか、心から期待を寄せたいと思います。

そして、政策論議でとりわけ重要なのは“財源をどう確保するのか”という問題ですが、政策の表と裏、つまり給付と負担のセットの関係で申しますと、負担という側面について納税者である私たち国民に対し説得力のある議論を展開して欲しいことをつけ加えたいと思います。

季節の変わり目でもございます。風邪など召されませんようご自愛を頂き、充実の秋をお過ごしください。今週もどうぞ宜しくお願いいたします。」

2017-09-11

9/11マンデー街頭「スポーツの秋、えひめ国体の秋!」










「皆様、おはようございます。
公明党・愛媛県議会議員の木村ほまれでございます。

朝夕の風もすっかり涼しくなりました。読書の秋、食欲の秋、そして何と言っても、スポーツの秋。

先週は、陸上男子100mで桐生祥秀選手が、日本人初となる998の日本新記録を樹立。日本人で初めて10秒の壁を破る快挙を成し遂げられました。心から祝福したいと思います。

一方、本県ですが、64年ぶりの開催となる『愛顔(えがお)つなぐえひめ国体』が、あと19日と目前に迫ってまいりました。

開幕に先駆けて、一昨日から会期前競技として、水泳、ビーチバレー、弓道、カヌーの4競技が実施されておりますが、天皇杯・皇后杯獲得をめざし、弾みのつくスタートダッシュを期待したいと思います。

そこで本日は、スポーツの秋、国体の秋にちなんで「えひめ国体・えひめ大会応援アプリ」、「愛顔(えがお)つなぐフォト・絵画コンテスト」についてご報告いたします。

まず「えひめ国体・えひめ大会応援アプリ」です。

こちらは愛媛県と愛媛新聞社のタイアップ企画でありまして、スマホかタブレットのAppストア・アンドロイドから無料でダウンロードいただけます。

トップページでは、愛媛県の選手が、いつ、どこの会場で、どこと対戦するのかといった情報のほか、応援に駆けつける場合の方法や、選手のプロフィール、競技の見どころ、さらには会場周辺の観光・グルメ情報までご覧頂けます。

また、国体・大会の各競技、会期前実施競技や県外開催競技も含め、延べ300会場以上で、主に大学生で構成する100名規模のLIVEリポーターや高校生記者(県内21校で150名以上)にも協力を頂き、各競技会場の情報を可能な限り収集するようにしております。

さらに県民の皆さまが、選手への応援メッセージや選手の活躍や会場の様子などを写真や動画を通して投稿できる「県民参加型アプリ」としての機能も持たせておりますので、どしどし情報をお寄せ頂ければと思います。

お寄せ頂いた投稿や情報は、愛媛新聞のホームページや愛媛CATV、銀天街のストリートビジョンでも発信され、バーチャルアナウンサーの沢村みどりさんが「愛顔(えがお)つなぐえひめ国体・えひめ大会愛媛新聞ニュース」として、毎日朝昼夕方と、定期的に配信していく予定です。

こうした本格的なアプリはこれまでの国体ではどこもやっておらず、国体史上初の取り組みと言って過言ではありません。

ぜひ、多くの県民の皆さんにこの応援ツールを活用して頂き、選手と観客が一体となった素晴らしい大会にしていければと思いますので宜しくお願いいたします。


こちらは、えひめ国体・えひめ大会での選手たちの活躍の場面や観客の応援風景などを、写真や絵画にしてご応募いただくコンテストです。

この内、フォトコンテストは、水泳、体操、ビーチバレー、ゴルフの4競技を除く全ての競技で撮影が可能です。但し、競技ごとに決められたルールがありますのでくれぐれもルール厳守でお願いします。守れない場合はコンテスト自体が中止になる恐れもありますので何卒ご協力のほど宜しくお願いいたします。

また、絵画コンテストについては、教育委員会の協力により、県内の小中高校及び特別支援学校に参加頂けることになりました。

大勢の児童生徒が国体・大会の思い出を自身の絵画として記録することで大人になっても記憶に残る、そんな思いが込められた企画です。

この「愛顔つなぐフォト・絵画コンテスト」の募集期間は、大会終了後の11/1から12/22での約2カ月間となっております。

最優秀賞など各賞の受賞者には、来年2/9に愛媛県美術館で表彰式を実施し、その後10日間にわたり作品展示をする予定です。また展示終了後は、各市町等で巡回展示する方向で検討もされております。

まずは、多くの県民の皆様方に国体・大会にお運び頂きたいと思いますし、ぜひ、感動の瞬間を写真や絵画にして、渾身の力作としてご応募頂ければと思います。

本日は、スポーツの秋、そしてまもなく開幕するえひめ国体・大会にちなみまして「えひめ国体・えひめ大会応援アプリ」、「愛顔(えがお)つなぐフォト・絵画コンテスト」についてご報告させて頂きました。県民総ぐるみで、大成功のえひめ国体・えひめ大会にしてまいりましょう!今週もどうぞ宜しくお願いいたします。」

2017-09-04

9/4マンデー街頭「北朝鮮の暴挙!弾道ミサイル発射」













「皆様、おはようございます。
公明党・愛媛県議会議員の木村ほまれでございます。

県議会9月定例会は先週、一般質問、常任委員会が開催され、連日、活発な論戦が行われました。そうした中8/29早朝、県政を揺るがすような出来事が起こりました。北朝鮮による弾道ミサイル発射であります。

その情報は、全国瞬時警報アラーム(Jアラート)により防災無線やメール、TVの緊急速報で、瞬く間に私たち国民に伝えられました。

私もちょうどその時間起きており、最初は発射の方向もわからず気が気でありませんでしたが、その後、北海道上空を通過して襟裳岬の東、約1180キロの太平洋上に落下したことが判明。胸を撫で下ろすとともに、この言語道断の暴挙に対し、言いようのない怒りが込み上げてまいりました。

本日は、この北朝鮮の弾道ミサイル発射直後の、国、県の動きについてご報告したいと思います。

まず、発射直後に首相官邸で記者会見が行われました。安倍首相は「これまでにない深刻かつ重大な脅威であり、地域の平和と安全を著しく損なう」として、直ちに北朝鮮に厳重抗議したとコメントを発表。

そして直ちに政府は米韓と連携し、国連の議長国であるエジプトに緊急会合の開催を要請。翌30日の朝、国連安保理の緊急会合が開かれ、発射の即時停止を求める議長声明が全会一致で採択されました。

声明では北朝鮮に対し、過去の安保理決議の順守、弾道ミサイル関連の活動の中止、すべての核開発計画と核兵器の放棄を要求し、国連の全加盟国に対しては「厳格に、十分に、迅速に過去の制裁決議を履行するよう求める」との旨が訴えられました。

一方、国内です。

29日昼、与野党の国対委員長の申し合わせにより閉会中審査の開催を決定。30日の午後、衆院安全保障委員会と参院外交防衛委員会で閉会中審査を開き、「これまでにない深刻かつ重大な脅威だ」として、それぞれ厳しく抗議する決議を全会一致で採択。

決議では、北朝鮮に対し「累次の国連安全保障理事会決議などに違反する。断じて容認できない」と非難した上で、安保理決議の順守を強く要求。政府に対しては、安保理決議の厳格な履行を国際社会に働き掛け、日本独自の制裁についても強化すべきだと訴えました。

衆参両委員会の冒頭、小野寺防衛大臣は、北朝鮮による29日のミサイル発射についての報告とともに「国民の生命を守るために万全の態勢を取った。米韓と緊密に連携しながら、情報収集、警戒監視に全力を挙げる」と述べられましたが、瞬時の油断なく警戒に当たって欲しいと思います。

次に、県の動きであります。

29日午後、中村知事が記者会見を開き、大要次のように述べられました。

「これまで政府や国際社会が弾道ミサイル発射の中止を強く求めていたにも関わらず、その中で発射したわけで、極めて遺憾だ。政府においては、強い姿勢で抗議を、そして国際社会と連携しながら打てる対策をとっていただきたい。

今回は、北海道の襟裳岬上空を通過し、太平洋上に落下した模様で、現時点(8/29)では我が国への被害は、直接確認されていないが、明日は安保理も開催される予定と聞いており、国際社会との連携が鍵を握ると思うので、速やかな対応を強く求めたい。

一方、愛媛県では、平時から災害対策等の有事に対応するため、36524時間体制で職員を常駐させている。

緊急時に迅速に対応できるように体制を整えているが、弾道ミサイルがグアムに向けて発射された場合には、本県上空を通過する可能性があるので、既に当直職員に対し弾道ミサイルの情報等については、特に緊張感を持って情報収集等に当たるよう指示をして、万全を期しているところだ。

また、土日祝日関係なく、防災危機管理課の管理職を追加配置し、夜間の宿直職員も1名増員して、常時3名体制で警戒に今当たっているところだ。

県の地方局、支局においても、土日祝日も必ず職員を配置するなど、弾道ミサイルが発射された場合に迅速に情報収集等に当たれるよう、常時緊張感を持った体制を整えている。

引き続き緊張状態が続くと思うので、警戒を続けるとともに国や市町、関係機関とも連携しながら「弾道ミサイルの落下の可能性がある場合の行動等」について、県民への周知を図り、県民の生命、身体、そして財産を守るために万全を期していきたい。」と述べられました。

以上が、北朝鮮ミサイル発射に対する国・県の主な動きであります。

又、絶対にあってはならないことですが、万一を想定し、県のホームページでも(重要なお知らせ)としてトップページに弾道ミサイル落下時の行動について掲載しておりますので、皆様ぜひ一度お目通しを頂ければと思います。

今朝の時点では、弾道ミサイル発射直後の情報伝達につきまして、次のように書かれています。

〇弾道ミサイルは、発射から極めて短時間で着弾します。

〇ミサイルが日本に落下する可能性がある場合は、Jアラートを活用して、防災行政無線で特別なサイレン音とともにメッセージを流すほか、緊急速報メール等により緊急情報をお知らせします。

また、メッセージが流れた直後に取るべき行動については、まず、屋外にいる場合は、

〇近くのできるだけ頑丈な建物や地下に避難してください。

〇近くに建物がない場合は物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守ってください。

そして屋内にいる場合には、

〇できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動してください。

とのことです。お知らせはその都度更新されますので、県のホームページをぜひチェック頂ければと思います。

本日は、北朝鮮の弾道ミサイル発射に対する国と県の動きについてのご報告でしたが、極めて遺憾ながら昨日、第6回目となる北朝鮮の核実験が行われた模様でございます。

予断を許さない緊張が続きますが、国は国際連携による北朝鮮の暴挙自制と、万一に備えた警戒に万全を尽くしてほしい、そのように強く願いますとともに、県としても、知事が述べられた通りの万全を尽くしてまいりたいと思います。今週もどうぞ宜しくお願いいたします。」