2017-09-04

9/4マンデー街頭「北朝鮮の暴挙!弾道ミサイル発射」













「皆様、おはようございます。
公明党・愛媛県議会議員の木村ほまれでございます。

県議会9月定例会は先週、一般質問、常任委員会が開催され、連日、活発な論戦が行われました。そうした中8/29早朝、県政を揺るがすような出来事が起こりました。北朝鮮による弾道ミサイル発射であります。

その情報は、全国瞬時警報アラーム(Jアラート)により防災無線やメール、TVの緊急速報で、瞬く間に私たち国民に伝えられました。

私もちょうどその時間起きており、最初は発射の方向もわからず気が気でありませんでしたが、その後、北海道上空を通過して襟裳岬の東、約1180キロの太平洋上に落下したことが判明。胸を撫で下ろすとともに、この言語道断の暴挙に対し、言いようのない怒りが込み上げてまいりました。

本日は、この北朝鮮の弾道ミサイル発射直後の、国、県の動きについてご報告したいと思います。

まず、発射直後に首相官邸で記者会見が行われました。安倍首相は「これまでにない深刻かつ重大な脅威であり、地域の平和と安全を著しく損なう」として、直ちに北朝鮮に厳重抗議したとコメントを発表。

そして直ちに政府は米韓と連携し、国連の議長国であるエジプトに緊急会合の開催を要請。翌30日の朝、国連安保理の緊急会合が開かれ、発射の即時停止を求める議長声明が全会一致で採択されました。

声明では北朝鮮に対し、過去の安保理決議の順守、弾道ミサイル関連の活動の中止、すべての核開発計画と核兵器の放棄を要求し、国連の全加盟国に対しては「厳格に、十分に、迅速に過去の制裁決議を履行するよう求める」との旨が訴えられました。

一方、国内です。

29日昼、与野党の国対委員長の申し合わせにより閉会中審査の開催を決定。30日の午後、衆院安全保障委員会と参院外交防衛委員会で閉会中審査を開き、「これまでにない深刻かつ重大な脅威だ」として、それぞれ厳しく抗議する決議を全会一致で採択。

決議では、北朝鮮に対し「累次の国連安全保障理事会決議などに違反する。断じて容認できない」と非難した上で、安保理決議の順守を強く要求。政府に対しては、安保理決議の厳格な履行を国際社会に働き掛け、日本独自の制裁についても強化すべきだと訴えました。

衆参両委員会の冒頭、小野寺防衛大臣は、北朝鮮による29日のミサイル発射についての報告とともに「国民の生命を守るために万全の態勢を取った。米韓と緊密に連携しながら、情報収集、警戒監視に全力を挙げる」と述べられましたが、瞬時の油断なく警戒に当たって欲しいと思います。

次に、県の動きであります。

29日午後、中村知事が記者会見を開き、大要次のように述べられました。

「これまで政府や国際社会が弾道ミサイル発射の中止を強く求めていたにも関わらず、その中で発射したわけで、極めて遺憾だ。政府においては、強い姿勢で抗議を、そして国際社会と連携しながら打てる対策をとっていただきたい。

今回は、北海道の襟裳岬上空を通過し、太平洋上に落下した模様で、現時点(8/29)では我が国への被害は、直接確認されていないが、明日は安保理も開催される予定と聞いており、国際社会との連携が鍵を握ると思うので、速やかな対応を強く求めたい。

一方、愛媛県では、平時から災害対策等の有事に対応するため、36524時間体制で職員を常駐させている。

緊急時に迅速に対応できるように体制を整えているが、弾道ミサイルがグアムに向けて発射された場合には、本県上空を通過する可能性があるので、既に当直職員に対し弾道ミサイルの情報等については、特に緊張感を持って情報収集等に当たるよう指示をして、万全を期しているところだ。

また、土日祝日関係なく、防災危機管理課の管理職を追加配置し、夜間の宿直職員も1名増員して、常時3名体制で警戒に今当たっているところだ。

県の地方局、支局においても、土日祝日も必ず職員を配置するなど、弾道ミサイルが発射された場合に迅速に情報収集等に当たれるよう、常時緊張感を持った体制を整えている。

引き続き緊張状態が続くと思うので、警戒を続けるとともに国や市町、関係機関とも連携しながら「弾道ミサイルの落下の可能性がある場合の行動等」について、県民への周知を図り、県民の生命、身体、そして財産を守るために万全を期していきたい。」と述べられました。

以上が、北朝鮮ミサイル発射に対する国・県の主な動きであります。

又、絶対にあってはならないことですが、万一を想定し、県のホームページでも(重要なお知らせ)としてトップページに弾道ミサイル落下時の行動について掲載しておりますので、皆様ぜひ一度お目通しを頂ければと思います。

今朝の時点では、弾道ミサイル発射直後の情報伝達につきまして、次のように書かれています。

〇弾道ミサイルは、発射から極めて短時間で着弾します。

〇ミサイルが日本に落下する可能性がある場合は、Jアラートを活用して、防災行政無線で特別なサイレン音とともにメッセージを流すほか、緊急速報メール等により緊急情報をお知らせします。

また、メッセージが流れた直後に取るべき行動については、まず、屋外にいる場合は、

〇近くのできるだけ頑丈な建物や地下に避難してください。

〇近くに建物がない場合は物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守ってください。

そして屋内にいる場合には、

〇できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動してください。

とのことです。お知らせはその都度更新されますので、県のホームページをぜひチェック頂ければと思います。

本日は、北朝鮮の弾道ミサイル発射に対する国と県の動きについてのご報告でしたが、極めて遺憾ながら昨日、第6回目となる北朝鮮の核実験が行われた模様でございます。

予断を許さない緊張が続きますが、国は国際連携による北朝鮮の暴挙自制と、万一に備えた警戒に万全を尽くしてほしい、そのように強く願いますとともに、県としても、知事が述べられた通りの万全を尽くしてまいりたいと思います。今週もどうぞ宜しくお願いいたします。」

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