2009-05-29

日本でいちばんユニバーサルな会社へ

明日公開予定の、映画「ROOKIES」。

その舞台となったのは二子玉川だが、

今日の私の朝一番は、
多摩川を挟んだその対岸、二子新地から。

説得力に欠ける書き出しだが、
一応私も、ルーキー議員では、ある。

さて。
早朝お訪ねしたのは、日本理化学工業㈱、だ。

ダストレスチョーク国内シェアNO.1の会社
だが、それ以上に、

法政大学の坂本教授が著したベストセラー
「日本でいちばん大切にしたい会社」、

で取り上げられた会社、
といった方がおわかりになるかもしれない。

そう。

30年以上にわたって障がい者雇用率が70%を超え、
かつ、その誰もが、伸び伸びイキイキと働く会社、だ。

が、これは決して易しい話では、ない。
最初に同著を読んだ時、そう思った。

そして。

本年3月に坂本教授の講演をお聞きした時、ぜひ、
その会社へ行って現場を感じてみたい、と思った。

ノーマライゼーションに基づく
ユニバーサル社会の一端が、

まさに、政治がめざすべき社会の、
具体的な1つのカタチがそこにある、

と直感したから。

で、
その予感は的中、した。

恐縮にも、大山会長自ら長時間にわたり。

同社が今日までにいたる軌跡を、

それは会長ご自身の人生そのものであれば、
その生き様というものを、

若輩の私に対してあまりにも真剣に、
1つ1つ語ってくださった。

その圧倒的な存在を前に、私も真正面から、
その志を継ぎ広げゆく思いを語らせて頂いた。

忘れられない1日がまた1つ、できた。

その後、
ダストレスチョーク等の製造ラインを、見学。

知的障がいを抱えた社員ばかり約20名が、
持ち場持ち場で一生懸命、仕事をされていた。

1人1人、元気な挨拶が返ってくる。

その動きの1つ1つが、スピーディかつ正確で、
プロ意識とかプライドを感じさせる仕事ぶり、だ。

彼ら彼女らのそうした能力を引き出し、
働く喜びに変えたものこそ、

会社でいちばん大切なものは社員である、
との大山会長の経営哲学であり、

そうした同社の社会貢献に対し本年2月、

日本経済の父である渋沢栄一の尊名を冠する賞が
贈られたことはまさに、ご同慶の至り、であろう。

と、この稿、
感動のすべてをとても収められない。

結ぶとすれば、

ユニバーサル社会実現に対する私の願望を、
確固たる信念と代えた今回の貴重なひと時は、

飛び込みアポを入れてお訪ねした
ルーキー議員ゆえの無謀と引き換え、だったか。

これからも、
志とアンテナを高く積極的に、

彼ら彼女らに負けないよう
私自身の分野にチャレンジしてまいりたいし、

障がいに関係なく誰もが自由にアクセスできる、
ユニバーサルな地域と社会の実現は本県から、

との思いで、
全力で取り組んでまいりたい。

末尾ながら。

大山会長はじめ、日本理化学工業㈱の皆様、
お忙しい中を誠にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。


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