2017-10-30

10/30マンデー街頭「防災に関する県の取り組み」
















「皆様、おはようございます。
公明党・愛媛県議会議員の木村ほまれでございます。

一昨日、第17回全国障害者スポーツ大会「愛顔(えがお)つなぐえひめ大会」が、皇太子殿下ご臨席の下、開幕しました。

あいにくの雨天でしたが、地元感満載のオープニングプログラムも、4月から準備を重ねながら1200人の県民が演じた歓迎演技・愛のくに愛媛「愛顔の物語」も圧巻!で、詰め掛けた多くの観客を魅了した素晴らしい開会式でした。

えひめ大会には全国から約5500人の選手が出場し、3日間の熱戦が繰り広げられますが、本県選手団は昨日までに103個のメダルを獲得、過去最高の勢いです。

本日で閉会となりますが、最後までの健闘を心から期待いたしますとともに、悪天候の中、期間中5000人を超える県民ボランティアの皆様のご尽力にも心から敬意を表したいと思います。

さて、週末は先週に引き続いてとなる台風22号が四国沖を通過しました。皆様、大過ございませんでしたでしょうか。

油断大敵とは言いますが、あらためて、自然災害に対しては日頃からの備えが何より大事だと痛感させられました。

そこで今朝は、防災に関する県の取り組みについてご報告したいと思います。

まず1つめは「愛媛県総合防災訓練」です。

地震災害と土砂災害の複合災害を想定した今回の訓練は、来月5日、メイン会場の“北条文化の森公園”、松山市内各地のサブ会場において同時開催となります。

陸上自衛隊や海上保安本部、県消防防災航空隊のヘリやドクターヘリも参加しての合同訓練で、私も出席予定です。各会場ごとに様々な訓練が行われますので、ぜひ皆様もご参加頂ければと思います。

2つめは、12月に行われます「シェイクアウトえひめ」です。

これは誰もが参加できる地震防災訓練で、自宅や学校、職場などで、“まず低い姿勢をとる”、“頭を守る”、“動かない”、この3つの行動を1分間とるというものです。

これを、県民11人がどこにいても咄嗟に対応できるようになれば、安全確保は格段に向上するに違いありません。

現在、県のホームページなどで参加登録を受け付けています。昨年の参加者は約32万人でしたが、本年の目標は35万人。そしてゆくゆくは県民総ぐるみでの訓練に発展することをめざし取り組みたいと思います。たくさんのお申し込み、ご参加をお待ちしています。

3つめは「えひめ自助・共助推進大会」です。

12/20ひめぎんホールにて開催予定の同大会は、気象予報士による講演や先進的な地域防災活動の発表、パネルディスカッションなどが行われます。

12/21が“えひめ防災の日”であり、防災週間にちなんだ催しで、自分の安全は自分で守る「自助」と、地域で助け合う「共助」について理解を深めることを目的としています。

参加は事前申し込み制で先着800名限定となっておりますのでお申し込みはできるだけお早めに、詳しくは県のホームページにてご確認頂ければと思います。

次に、防災情報についてです。

皆さんは県の防災メール、防災SNSはご存知でしょうか。以前にも何度かお伝えいたしましたが、事前に登録しておきますと、地震・津波・気象注意報や土砂災害警戒情報、市町からの避難勧告や避難所開設などの防災情報のほか、ミサイルなどの国民保護情報まで、万一の際、緊急のお知らせが配信されます。

私も登録しておりますが、9月中旬に台風18号が愛媛県に上陸した際に、県下各地の状況を把握し対応する上で非常に役に立ちました。スマホをお持ちの方は、“愛媛県防災”で検索し、ぜひ登録頂ければと思います。

関連して避難情報についてですが、台風や水害などの災害が予想される場合には、市町から避難情報が発令されます。

皆様、“避難勧告”という言葉を聞いたことがあると思いますが、実はこれ以外にも幾つか種類がございます。

最初に出されるのが、“避難準備・高齢者等避難開始”という発令です。

これが出ますと、高齢者、障がいのある方、乳幼児など避難に時間を要する方々とその支援者は避難を開始してくださいという勧告です。

次が皆様ご存知の、“避難勧告”です。

これは、災害による被害が予想され、人的被害が発生する可能性が高まった場合に発せられるもので、最寄の避難場所への速やかな避難が求められます。ただし、外出するとかえって命に危険が及ぶような状況であれば、近くの安全な場所、もしくは自宅内のより安全な場所に避難してください。

そして最後が、“避難指示”です。

これは、災害状況がさらに悪化し、人的被害の危険性が非常に高まった場合に発せられ、直ちに避難場所へ避難することが求められます。

拘束力の強さからいいますと、“避難準備・高齢者等避難開始”⇒ “避難勧告”⇒ “避難指示”という順になりますが、避難情報に関わらず、身の危険を感じる場合は各自の判断で避難できるよう心がけて欲しいと思います。


本日は、防災に関する県の取り組みについてご報告させて頂きました。詳しくは、県の広報誌「愛顔のえひめ11月号」をご覧頂ければと思います。

日頃からの心がけと訓練で自助と共助を高めながら、自然災害からの被害を最小限に食い止めてまいりましょう。今週もどうぞ宜しくお願い申し上げます。」

0 件のコメント:

コメントを投稿